私のメインサイトは現在Googleからのペナルティを受けている最中だが、特にこれといった対処は行っていない。原因が分からないのに慌てて余計なことをした結果が現在の状況を生み出したことから、何もしないことが最良の対策と判断したからである。
ウエブマスターツーのタイトルとメタデータの重複表示
ウエブマスターツールの「最適化⇒HTMLの改善」の中に、メタデータ(descriptions)とタイトルに関するGoogleからの改善提案が提示されている。前から数件表示されていたのだが、1カ月ほど前から10件を超し、現在は
- 重複するメタデータ:23
- 長いメタデータ:0
- 短いメタデータ:9
- タイトルタグの記述無し:0
- タイトルタグの重複:20
- 長いタイトルタグ:0
- 短いタイトルタグ:0
- 情報が不足しているタイトルタグ:0
と表示されている。気になっていたので対処することにした。
短いメタデータの大半は投稿写真のキャプション
まず、短いメターデータ9件の内容を見た。ここにはトップページが入っていたが、それ以外の8件は掲載写真のキャプションが問題とされていた。いやー・・・・これは普通にやれば当然そうなるだろう。こんなのが改善提案されるのはおかしいと思いつつも、とりあえずキャプションを全て取り外した。サイト移転の過程で写真のURLが移転されず、ほとんどの写真を外したことがあった。その後、新しい記事をアップする際には写真の投稿を行ってきたが、キャプションを入れた方が訪問者に親切だと思っていた。短いキャプションはダメなんですね・・・・・Googleさん。
重複するメタデータの一部は自分のミスとキャプション
重複するメタデータ23件は、2件がAというフレーズ、2件がBというフレーズ、19件がCというフレーズであった。このうちAは、カテゴリーを指定しないで登録したものと、すぐに指定しなおして登録したものが重複と判断されていた。最初の投稿直後にミスに気付き、数秒の差で投稿したものが投稿とほぼ同時にインデックスされたものである。ペナルティ期間中ではあるが、投稿と同時にインデックスされる状況に変化はない。これをウエブマスターツールでURL削除を申請することもできるが、Googleはこれを使うことをかなり嫌がっている雰囲気なので止めておくことにした。
Bの2件は、これも写真のキャプションであった。「●●のHPより」というフレーズが引っかかっていた。これは即キャプションを削除した。
重複するメタデータとタイトルタグの重複の原因はページネーション
問題はCのフレーズである。重複しているURLは「/author/●●●●/page/××/」となっており、××の違いが13件入っていた。また、5件が「/date/2012/××/page×/」というURLであり、××には月の数字やページ番号が入っていた。残りの1件はBizVectorが用意しているお知らせページのURLであった。これはとりあえず置いておくとして、問題なのは残りの18件である。BizVektorは、/author/や/date/で一覧表示するページのメタデータ(descriptions)を「2012年の投稿。サイトタイトル+サイトのキャッチフレーズ」で作成している。1ページの表示件数は10件としているらしく、それ以上だと別ページにされる。これをページネーションということを知ったが、重複するタイトルタグ20件の原因もほぼ全てが同じ原因であった。
ペナルティの原因はページネーション?
ページネーションで検索すると、思いもよらない情報が出てきた。重複するメタデータとタイトルタグの重複に対処しないと、「検索結果で常に1ページ目の表示だったのが、ある時を境に突然姿を消して何十ページと辿ってみても見当たらなくなる結果を招きます(サイトの年齢が若い場合や外部リンクの少ない場合はほぼ確実に)。」という記事が見つかったのである。
⇒ページ分割の落とし穴|タイトルとメタデータ(description)の重複
GoogleはHTMLの改善のページで「以下の問題に対処すると、サイトのユーザー エクスペリエンスとパフォーマンスを向上できる可能性があります。」と書いている。放っておいても特に問題は無い、と読み取ってしまったのだが、上記サイトの筆者によればまったく間違っていたことになる。現在自分のメインサイトで起こっている状況が、ページネーションが原因かもしれないという可能性が出てきたのである。
今回はここまで。この続きは正月明けにでも書きます。一応、自分のメインサイトは、BizVektorを使用した上での対処方法を施しています。