バックアップ用PluginのBackWPupがうまく動かないことから、私のメインサイトはWordPress Backup to Doropboxに変更した。BackWPup同様丸ごとのバックアップが可能であり、Doropboxを保存先にして定期的にバックアップしてくれる。利用する以上、リストアの作業も確認しようと思いたった。
WPB2Dのリストアは素人では難しい
開発者はcPanelとphpMyAdminの使用を推奨
WPB2Dのバックアップ方法についての日本語の情報は、まったくと言ってよいほど見つからない。一つあったサイトでの利用方法は、写真データだけのバックアップであった。したがって、Uploadsフォルダを上書きするだけで本格的なリストアは行っていなかった。英語のサイトを探すと、開発者のMichael De Wildtというブログを見つけた。その中で開発者が推奨しているリストア方法は、「Restoring WordPress from a backup to Dropbox using cPanel and phpMyAdmin」というタイトルとなっていた。cPanelはサーバー管理ソフトウエアであり、phpMyAdminはデーターベースであるMySQLの管理ソフトである。
WPB2D Simple Restoreを開発・・・・2/13に公開したばかり
サイト管理者の専門家が使うツールを使わないと、リストアできないというのはWordPressのPluginとしては大いに問題がある。ユーザーが「俺には難しすぎて分からない。何とかしてくれ!」と言い出すのは当然のことであり、開発者もようやくその気になったようである。1週間前の2月13日、WPB2D Simple RestoreというWPB2D用のリストアソフトを開発して公開している。
WPB2D Simple Restoreをダウンロード
WPB2D Simple Restoreのダウンロードサイトには、以下のような記述がある。この順番で行くと、zipファイルの解凍はサーバー上で行うことになっている。まずそこで躓いた。
- Download WPB2D Simple Restore
- Upload it to your sever
- Extract the zip archive
- Go to yoursite.com/restore
- Follow the five simple steps
- Enjoy your restored website!
上の記述ではサイト上でzipファイルを解凍することになっているが、それがどのサーバーでも出来るとは限らないようだ。PHP Shellというツールが動くサーバーだと可能だがそれに対応しているレンタルサーバーは少ないらしい。取りあえずローカルで解凍してサーバーにアップロードすることとした。
WPB2D Simple Restoreのアップロード先
さて、WPB2D Simple Restoreをダウンロードしたのは良いが、アップロードは何処にすれば良いのだろう。正確に言うと、どのような状態にあるサーバーにアップロードするのか、ということになる。WordPress.ORGのForrumsの中に開発者がWPB2D Simple Restoreを開発して公開しているという投稿を見つけた。そこには「you can upload to an empty server」という記述がある。つまり、何も無い状態のサーバーに WPB2D Simple Restore(実際にはrestoreというフォルダ)をアップロードしろ、と言っているわけである。ダウンロードサイトではスライドショーで表示されるものの中にWordPressのロゴに大きく×印が書かれており、このソフトがWordPressのPluginではないことを強調している。しかし、もう少し親切な説明が必要なところであろう。
enpty severにWPB2D Simple Restoreをアップロード
ネームサーバー設定前のサイトにアクセスする方法を忘れていたことから下記の方法を採ったが、minibirdにはネームサーバー切替前にアクセスできる「移転前動作確認URL」を発行してくれる。このURLを使えば簡単にアクセスできる。
enptyなseverは幾つか持っているが、リストアのテストに使うとなるとどれにするか・・・・・ネームサーバーに登録されているドメインとなると、丁度よいのがminibirdのオリジナルドメインを思いついた。メールサーバーとして使用しているもので、サイトは構築していない。そこにWPB2D Simple Restoreをアップロードして「mysite.jp/restore」とすると、ようやく下のページが表示された。
Step1からさきに進まないでストップしてしまう
左下にある「Authorize」を押すとDropboxとの接続を認めるか否かが問われる。Doropboxに「許可」を伝えると、WPB2D Simple Restoreで「Next」をクリックする。Step1のページに入ってリストアの作業に入るハズ・・・・・・・・が入らない。「What subfolder is your backup stored in?」と聞かれるが、私はサブホルダを使っていない。その問いかけの直ぐ下に「I did not backup to a subfolder」と表示されて既にラジオボタンがONになっていることから、迷わず「Next」を押す。しかし、「Error: no WPB2D zip archives found in that folder.」と表示されてそのままストップしてしまった。
WPB2Dの手軽なリストア方法は見つからず
「zip archives」が見つからない?・・・・・・当然だよ・・・・WPB2Dは圧縮しないでデータをそのままDoropboxに送るというのがミソであったハズ・・・・・待てよ、Zip圧縮するオプションがあった気がする。WordPressの管理画面にあるWPB2Dのペー儀を見ると、「Zip backup」が有料オプションで用意されている。19ドルである。ということは、WPB2D Simple Restoreは有料オプションを購入した人向けに作られたソフトなのかもしれない。今日はここまで・・・・取りあえずWPB2Dのリストア方法は、未だ手っ取り早い方法は見つからず・・・・ということだ。