このサイトもそうだが、サイトのバックアップ用としてBackWPupというPluginを使用してきた。バックアップ用のPluginはMySQLのバックアップのみに対応したものが多く、一つのPluginで全てのデータのバックアップができるものは少ない。BackWOupはそれ一つでサイトを丸ごとバックアップしてくれる上、バックアップデータをメールに添付することや、DrpboxやSugarSyncなどのオンラインストレージサービスに直接保存してくれるという機能が付いている。
BackWPupをWordPress Backup to Dropbox(WPB2D)に変更
BackWPupはBizVektorと相性が悪い
メインサイトに導入したBackWPupは、使用しているThemeであるBizVektorとの相性が最初から良くなかった。BizVektor以前に使用していたThemeでは問題なく動いていたが、BizVektorにしたらログが表示されなくなった。実行中の管理画面で表示されないだけでなく、メールに添付されるハズのログも残されていない。
しかし、バックアップ自体は行われているらしく、Gmailで圧縮ファイルが送られてきているし、転送先に指定したDropboxにも45MB程度のzipファイルが送られてきていた。用はログがうまく取れていないだけらしく、バックアップそのものが行われているのであれば大きな問題ではない、とそのままにしてきた。
WordPressのバージョンアップ以降、エラーが頻発
1月末にWordPressのバージョンアップがあり、私のメインサイトやこのサイトでも直ぐにバージョン3.1.1にバージョンアップした。その1週間後ぐらいになんとなくこのサイトの管理画面を見ると、ほぼ毎日BackWPupでエラーが発生している。このサイトの場合、BizVektorとは異なってBackWPupは問題なく動いていた。しかし、このサイトでの動きもおかしくなっていたのである。
Gmail添付ができなくなった
Doropboxへの転送は今までどおり行われているようだが、Gmailを見ると1月末から何も届いていない。このサイトの圧縮ファイルを添付したメールは迷惑メールホルダで見つかったが、メインサイトのものは届いていなかった。通常のメルアドに送られてくるログを記述したメールを見ると、
[ERROR]Out of memory
という表示が5~6行並んでいる。メインサイトの検索順位復活のための作業に忙殺(最近は作業よりも原因追求のための情報探し)されていたことから気がつかなかったが、メインサイトの管理画面にもBackWPupでエラーが多発していることが表示されていた。WordPressのバージョンアップが原因でエラーが起こっているのは明らかであり、BackWPupの方もバージョンアップで対応してくるとは思うが、これだけ不安定だと別のPluginにするしかないとの判断に落ち着いた。
直接Dropboxに送り込んでくれるWPB2D
そこで探し出したのがWordPress Backup to Dropbox(WPB2D)である。このバックアップPluginは、バックアップデータをDropboxに直接送り込んでくれる。但し、対応しているオンラインストレージはDrpboxのみであり、SugarSyncなどの他のオンラインストレージには対応していない。私の場合はBackWPupでDropboxの会員権を取得しており、それがそのまま使えるので何の問題も無い。但し、WPB2Dはサイトのデータを丸ごと、圧縮しないで転送することから、最初の1回はかなり時間を要することになる。しかし、2回目以降は差分更新となることから、時間はかなり圧縮される。私の場合、BackWPupで45MB程度のzipファイルが作られていたが、その程度のサイトの差分更新で13分かかっていた。特に問題になる時間ではないのではなかろうか。実行させているのは夜中の3時である。