前回、ページネーションが原因となってGoogleからペナルティを受ける可能性についての記事を紹介したが、そこでの対処方法はタイトルやメタデータにページ番号を反映させるというものであった。そのために使用したのがHeadSpace 2というプラグインであったが、現在はHeadSpace 2 SEOという名前に変更されている。
HeadSpace 2 SEOはBizVektorでは動かない
早速HeadSpace 2 SEOをインストールして設定してみた。素人にはかなり面倒な作業であることから、とり合えずなんでもいいからタイトルの組み立て方を変更してみた。しかし、うまく反映されない。ページ数をタイトルに加えても何をしても、何ら変化がないのである。そこで思い出だしたのが、BizVektorのHPに非推奨プラグインとしてAll in One SEO Packの名が挙がっていたことである。HeadSpace 2 SEOとAll in One SEO Packは同じようなプラグインであり、BizVektorではどちらも使えないと思われる。これは私のやり方が間違っていたのかもしれないことから、確たる話ではない。ただ、HeadSpace 2 SEOを本格的に使いこなすのはかなり難しいと思われ、別の方法を採用した方が良いようである。
BizVektorをカスタマイズするのも止めておいた
BizVektorのタイトルやメタデータの作成方法をカスタマイズする方法があるが、今回は選択肢から外した。BizVektorのカスタマイズはかなり難しく、時間がかかることが予想される。また、BizVektorを捨てて別のテーマを採用するという可能性も出てきたため、カスタマイズは当初から考えていなかった。原因がページ分割するページネーションにあるわけだから、一つ考えられるのはページ分割をコントロールするプラグインの採用である。そして探し出したのがCustom Query String Reloadedというプラグインである。
Custom Query String Reloadedを導入する
Custom Query String Reloadedは、WordPressが生成するページをコントロールするプラグインである。簡単に言えばカテゴリーやタグページの表示件数を個別に指定することができるものである。WordPressの設定メニューの表示設定で1ページの表示件数を指定することができるが、この場合はその設定が全ての表示ページに反映される。Custom Query String Reloadedは、様々なページの表示件数を個別に指定することが可能なプラグインである。また、カテゴリーの場合は個々のカテゴリー毎に表示件数を指定できる。
AuthorページとDateページを最大件数表示に設定
ウエブマスターツールで重複メタデータや重複タイトルとされていたものは、何故かAuthorページとDateページだけであった。タイトルやメタデータの生成方法が同じであればカテゴリーページなどでも重複が発生するはずだが、ウエブマスターツールには表示されていない。ここはとり合えず深く考えないことにして先に進めよう。
結論から言うと、Authorページの表示件数を200、Dateページの表示件数を30にしておいた。メインサイトの投稿数は130件程度であり、Authorページを表示すると当分の間全件が1ページに表示されることになる。Dateの場合は月まで指定してあったことから、最大でも31あれば全件が表示されることになる。Dateページはアーカイブで月をクリックすると表示されるページのようだが、Authorは普通では表示されないものである。WordPressが標準で用意しているページらしいが、これを指定するユーザーは一人もいないだろう。現在、私のメインサイトは、ドメイン/author/master/と入力して改行すると約130ページが一度に表示される。
BizVektor必須のプラグインとなるかも
私のメインサイトがペナルティを受けている原因が何処にあるのか、確実なことはまったく分からない。可能性としてこれまでの移転方法の間違いが要注意サイトとしてGoogleに記録された可能性や、今回のメタデータやタイトルの重複にある可能性があるとしか言えない状況である。もしかするとその二つが絡み合ったものであるかもしれない。いずれにせよ、メタデータのタイトルの重複が悪い影響を与えている可能性は大であり、それを防止するための対策はどうしても必要となる。BizVektorの使用をこのまま続けるとすると、Custom Query String Reloadedは必須のプラグインとなることは間違いない。
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