私のメインサイトのページを動作確認URLでリストアし、同じ場所にこのサイトの移転を行った。メインのサイトは翌日に削除しており、現在はこのサイトのページしかこの場所には残っていない。しかし、一晩放置していた間にメインサイトのページがGoogleにINDEXされてしまったのである。動作確認URLを削除すると、それをクロールしてきたGooglebotは行き止まりにぶち当たることになる。これを避けるため、動作確認URLに301リダイレクトを設定することとした。
動作確認URL削除か301リダイレクトか
動作確認URLを削除しないで301リダイレクトする
動作確認URLがINDEXされていることから、Googlebotは確実に動作確認URLでクロールすることになる。動作確認URLを削除すると、Googlebotはクロールしようとしたページの行き先を見失う。一般的には削除されたものとみなすと思われるが、私のようにペナルティを受けているサイトの場合は気をつけなければならない。Googlebotが「また何か悪さをやっているかも?」として更なるペナルティの対象とされるかもしれない。従って、動作確認URLを残し、そのURLからページが見れる状態にしてメインサイトのページを301リダイレクトするしかないとの判断に至った。但し、この場合は一つ大きな問題が発生する。動作確認URLを削除すれば新たに引っ越してきたこのサイトのページは動作確認URLでINDEXされることはないが、残しておけば直ぐにもINDEXされることになる。そうなると動作確認URLでINDEXされたページがメインサイトとこのサイトの両方にまたがることになる。このサイトの動作確認URLも301リダイレクトさせることになるが、それによってどんな影響が出るのか・・・・実は不安だったが実行することとした。
メインサイトをまずリダイレクトしてこのサイトのリダイレクト
minibirdの動作確認URLは、以下の方法で作成される。このサイトで実施していることから、具体的には以下のようになる。
サイトURL:wordpress-jp.net
動作確認URL:wordpress-jp-net.check-netowl.jp
つまり、サイトURLのドットをハイフォンにしたものをcheck-netowl.jpのサブドメインとしている。Googleでsite:wordpress-jp-net.check-netowl.jpと入力すると、260前後のページが引っかかる。似たページを除外しても約160ある。メインサイトもコノサイトも、パーマリンクは/%category%/%post_id%/を使用しているが、Categoryは重複していない。従って、Category部分でメインサイトかこのサイトかが判別できる。INDEXに登録されたページの中からメインサイトを抽出し、出てきたURLのCategory部分に使われている語句をリストアップ、301リダイレクトの設定を行った。残りは全てこのサイトのページとなることから、自動的に本来のURL(具体的にはwordpress-jp.net)に飛ぶように設定した。
今回のことでメインサイトは影響が見られたが、このサイトには影響なし
動作確認URLに二つのサイトが並存しているかのようになったことは、メインサイトの場合はペナルティの対象となったようである。それまで1週間ほどトップページの検索順位が13位を維持していたが、今回の状況となった2日後に700位ぐらいに飛んでいってしまった。ただ、それ以外には大きな影響はなく、致命的な問題とはならなかったようである。このサイトの場合はチェックワードによる検索順位のチェックは行っておらず、その面での影響は判断する材料がない。アクセス数を見ると、1週間経っても上昇機運が衰えていないことから、今回のことによる悪影響はなかったものと思われる。メインサイトの場合、要注意マークがつけられて実際にペナルティを受けている最中である。だから少しでも問題があれば何らかの悪影響が出るが、要注意マークが付いていないサイトの場合はGooglebotは何も気にしないのかもしれない。取り敢えず、今回は最小の影響で乗り切ったものと思われる。