動作確認URLでリストアしてしまった

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レンタルサーバーは、ネットオウルのminibirdを利用している。minibirdは移転前動作確認URLを発行してくれることから、そのURLを使ってWPB2Dのバックアップデータをリストアしてみた。それは成功したのだが、サイト内のリンクURLが全てその動作確認URLになってしまった。

二つのサイトが一つのサーバーに並存

WordPress用のバックアップ用Pluginは、様々なものが用意されている。万が一サーバーがクラッシュした時のため、多くのウエブマスターが導入していることと思うが、実際にリストアする場面はサーバー移転の場合がほとんどと思われる。従って、WPB2Dのリストア作業もサーバーを移転するという目的のために試行したものである。更にminibirdが用意する動作確認URLを使用すると、ネームサーバーの設定前に事前に新しいサイトを構築できることになる。移転に伴うタイムラグが発生することはない(とこの時は思っていた)ことから、minibirdが発行する動作確認URLを使ってWPB2Dのリストア作業を行ってみた。

WPB2DはアクセスしたURLでリストアする

前にBackWPupでリストアしたことがあるのだが、BackWPupは復元用スクリプトを実行すると復元先のURLを入力する仕様になっていた記憶がある。WPB2Dの仕様がどうなっているのかを調べることも今回の試行の目的のひとつであり、取り敢えずネームサーバーの設定前にminibirdの動作確認URLでリストアを試みた。その時の記事にあるように、リストア自体は非常に簡単に成功することが出来たのである。しかし、こちらの復元用スクリプトはURLを聞くこともなく、リストアが成功すると動作確認URLを表示して作業は終了する。つまり、リストアに使用したURLでサイトが作り直されるのであった。

このサイトの移転をWPB2Dデータのリストアで行った

上記の作業はテスト用WPB2Dデータで行ったが、実際の作業としてこのサイトをStar Serverからminibirdへ移転させることとした。このサイトにはWPB2Dをインストールしていなかったことから、インストールしてバックアップの処理を行った。WPB2Dの問題点が一つあるのだが、それは初回のバックアップ作業にかなりの時間を要することである。メインサイトは夕方に作業を始めて放って置いたら翌朝には終わっていたが、このサイトの場合はデータ容量が半分以下なのに翌日の昼までかかってしまった。バックアップが完了したことを確認後、このサイトのDNSサーバーの書き換えを行った。その作業自体は、Star Domainのドメイン管理ツールで簡単に行うことが出来る。「ネームサーバーの確認・変更」に「お手軽設定」が用意されており、minibirdを始めとしたネットオウルが提供するレンタルサーバーを選択してクリックするとすぐに切り替わる。但し、実際にサーバーが切り替わるのは1~2日程度かかるのは通常のネームサーバー変更と同じである。

このサイトのリストア作業は何の問題もなく終了

このサイトのバックアップデータを作成中、minibirdの動作確認URLを削除し忘れていたのを思い出し、minibirdのサーバー管理ツールで削除を行った。ネームサーバーの設定変更後、翌朝にはこのドメインで新サーバーにアクセス可能となった。そこでこのサイトのバックアップデータを使用し、minibirdのサーバーでリストア作業を行った。作業はテストデータで事前に試行していた事もあり、あっという間に終了した。

問題はテストデータにメインサイトのデータを使用したこと・・・・

毎朝起きると直ぐにメインサイトの順位チェックを行っている。最近は自動で検索順位をチェックしてくれるツールを導入しており、このサイトを移転した日もそのツールでチェックを行った。しかし、前日の順位とまったく同じ結果であった。このチェックツールは「IKKO(順位どんだけぇ~)」というソフトだが、以前のような手動のチェックも平行して行っている。このサイトを移転した翌日のことだが、IKKOでのトップページが圏外に飛んでしまった。実は1月末から2月末にかけて、メインサイトのトップページの検索順位は上下動を繰り返していた。2~3日おきに13位前後と500~700位の間を繰り返しており、「また飛んで行ったか・・・・」ぐらいにしか思っていなかった。しかし、手動の順位チェックを行うと、チェックしていたワードの一つが38位に上がっていた。おかしな動きだな・・・と思いつつ良く調べると、URLが動作確認URLであった。このサイトを移転する前に試行してみたが、そのとき使用したのはメインサイトのバックアップデータであった。それがINDEXされてしまったのであった。

一つのサーバーにメインサイトとこのサイトのページが混在

メインサイトのバックアップデータをこのサーバーにリストアした翌日、動作確認URLは削除した。従って、一晩のうちにメインサイトのページが150ページほどINDEXされてしまったのである。更にその後、このサイトを同じ場所に移転させたことから、このサイトのページとメインサイトのページが混在した状態になってしまったのであった。問題を抱えているメインサイトには更にトラブルを追加したことになり、順調にアクセス数を増加させていたこのサイトに汚点を残すことになるかもしれない。われながらあきれるほかは無いと言わざるを得ない。

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