これまでの経緯
何故3回もサイトを移転しなければならなかったのか、整理してみる。3回移転したわけだから、サイトとしては4サイト構築したことになる。分かり易くする為に「世代」という言葉で区別する。
サイト | 経緯 | 移転理由 |
第1世代 | ・レンタルサーバーのオリジナル ドメインを使用 ・サイト構築は6/6 ・第2世代に移転した旨トップページに告知 ・7月末コンテンツ削除、8月中旬サイト削除 |
・独自ドメインのサイトで 再構築 |
第2世代 | ・独自ドメインを取得してminibirdに6/30構築 ・7/19に無内容のサイトからリンクを貼る ・その直後からアクセス数激減 ・8/21インデックス全削除 |
・アクセス数激減 ・新サイトで1から出直し |
第3世代 | ・8/21にminibirdのオリジナルドメインで構築・移転 ・8/24にrobots.txtで大半のURLをブロック ・8/5からアクセス激減・その後ゼロが続く ・全インデックス削除、翌日取り消し ・インデックス数漸減 |
・アクセス数ゼロから回復せず ・新サイトで1から出直し |
第4世代 | ・10/6に第3世代の別サブドメインで構築・移転 (コンテンツの内容にマッチしたドメインなので 使い続けたかった) ・トップページのみインデックスされる ・最初の1週間はゼロが続く ・10/16Googleに再審査リクエスト ・10/19手動対応はしていないとの返事 ・開始1週間後、インデックスが66に ・その後の1週間は毎日1が続く ・その後は・・・・・・現在ココ |
(もう移転したくない) |
1回目のサイト移転の問題点
上記のように整理すると、問題点が明らかになる。1回目のサイト移転から問題を引きずっていると思わざるを得ない。1回目はGoogleが推奨する「301リダイレクト」を行なっておらず、サイト移転告知で第1世代から第2世代にリンクを貼っている。URLはまったく異なっているが、リンクが貼ってあることからGooglebotは二つのサイトは関連があるサイトと判断したと思われる。また、第2世代構築時の内容はまったく同じであり、Googlebotは重複コンテンツのサイトと判断する可能性がある。パンダアップデートで独自性のないサイトは評価されなくなっており、まず最初にこれに引っかかったと思われる。
更に、無内容のサイトからリンクを貼ったことはペンギンアップデートで盛り込まれた過剰SEOと判断され、ペナルティを課せられたものと思われる。
これらをことをまとめると、
- サイト移転方法を間違えたことから、第2世代は重複コンテンツサイトと認識された
- 無内容のサイトからリンクを貼ったことで、ペナルティを課せられた
2回目のサイト移転の問題点
1回目のサイト移転同様、この場合も「301リダイレクト」は使用しなかった。しかし、URLがまったく異なっており、Googlebotはまったく別のサイトと判断したと思われる。第3世代は、設置当初からこれまでには見られなかったアクセス数を残している(絶対数は少ない)。しかし、サイトを立ち上げた直後にrobots.txtで過剰なブロックを行なったことから、Googlebotの印象を悪くしたと思われる。その後もブロックし続けた上にインデックスの全削除まで行なっており、Googlebotに悪い印象を与えたままあきらめざるを得なくなったのである。
まとめると、
- 第3世代はごく普通のサイトと認識され、通常の検索順位で表示された
- しかし、robots.txtの過剰なブロックが印象を悪くし
- 改善が見込めないことからペナルティの対象とされた
- その後、インデックス全削除などで回復不能のペナルティを与えられた
3回目のサイト移転の問題点
同じサイトの移転を3回やるとなると、かなり迷ったことは事実である。第3世代のサイトのアクセス数がゼロのまま推移する中、選択肢は以下の3点に絞っていた。
- 同じURLでコンテンツの充実に励み、ペナルティ解除を待つ
- コンテンツを全てあきらめ、別のテーマのサイトを新たに作る
- コンテンツを再度2新サイトに移転する
最終的に3を選んだのだが、それが良かったか否かは当分分からない。しかし、2は選びたくなかった。何故ならば、今回のサイト構築に選んだテーマは自分がもっとも得意とする分野であり、持っている情報量も他には代えがたいものがある。更に言えば6月以降、4カ月間も苦労してきたという愛着もある。
3を選べば1以上の苦労が予想されたが、結局3を選択してしまった。理由は、3を選択することでGoogleの検索の仕組みを確かめたかったのである。検索アルゴリズムというレベルではなく、Googlebotのクロールからインデックスの作成、検索結果への反映方法など、基本的な仕組みを確認したいと思ったのである。
Googleの検索については多くのSEO開設サイトで紹介されているが、自分ではいまいち理解できないところがある。それで自分なりに理解するため、3回目のサイト移転を行ってみようという結論に達したのであった。