Googleは11月20日頃に「1~2週間後にパンダアップデートを実施する」と告知していたことから、私のメインサイトのアクセス数急減がパンダアップデートを原因としている可能性が大きかった。したがって、パンダアップデートが実施されたのが何時なのかを毎日チェックしていたのだが、実際はGoogleの告知直後の11/21(米国時間)に行われていたようである。鈴木謙一氏が「海外SEO情報ブログ」で記事にしている。
パンダアップデートでユーザー数が3倍増
11月21日にパンダアップデートが実施されたとすると、その影響を私も受けている可能性が出てきた。27日に起こったサイトタイトルの検索順位が最下位になった件とは逆なのだが、上昇しつつあったユーザー数、訪問数、PV数が22日にそれまでの3倍に増加したのである。但し、チェックしていたキーワードでの検索順位は大きな変化はなく、3倍という大きな変化の理由は分からないままであった。パンダアップデートにより、相対的に自分のサイトの評価が上がった可能性が出てきたのである。但し、本当にそうなのかは分からない。
過去2回のサイト移転も301リダイレクトをやっていない
ウェブマスターツールのURL削除ツールを使用したコンテンツは、11月27日直前に実際に削除されたらしい。そのことから、第3世代から第4世代へのサイト移転しか頭になかったが、私のメインサイトは3回の移転を繰り返している。しかも、そのどれもGoogleが推奨する301リダイレクトを行っていない。今回、301リダイレクトを行わないサイト移転は、思いもかけない重大な結果を招くことを知ることとなった。となると、過去のサイト移転も今回の問題に影響している可能性がでてくる。第3世代と同様の処置を第1世代と第2世代で行う必要があるのだ。
第1世代は契約終了、第2世代は独自ドメイン
第1世代は、6月にレンタルサーバー付属のオリジナルドメインで構築した。既に契約を終了させており、ウェブマスターツールへの登録も削除してしまっている。つまり、インデックスを戻すことは不可能ということになる。また、サーバーに.htaccessをおく事ができず、301リダイレクトをすることもできない。できないことを嘆いても仕方がない。ここはキッパリあきらめるしかない。ただ、第1世代のサイトは半月しか更新しておらず、記事数もそう多くはなかったハズである。301リダイレクトは行っていないが、トップページにサイト移転の告知と第2世代へのリンクを貼っていた(だから問題ないわけではないだろうが・・・)。
第2世代は、新たに借りたレンタルサーバーに独自ドメインで構築した。したがって、インデックスの復元と301リダイレクトの設定は問題無しに行えた。
URL削除後の期限は90日とは限らない
第2世代をウェブマスターツールに登録しなおすと、URL削除依頼は31件残っていた。しかし、おかしなことに削除申請日が8月20日前後であったが、90日以上経っているのに「期限切れ」となっていない。第3世代は約70件が期限切れで復活できず、インデックスに戻ってきたのは14件しかなかった。ここで考え込んでも仕方がないことから、次の作業に進むことにした。インデックスが「site:ドメイン」で表示されるまで数時間かかることから、.htaccessの記述は前回とは別のサイトの記事を参照して異なった記述を採用した。
ペナルティ後1週間でどうなるのか?
数時間後、第2世代の戻ってきたインデックスを見てビックリ・・・・なんと343件も復活している。再登録したウェブマスターツールで見ると、サイトを削除した8月22日以降もインデックスは増え続けており、421件から9月9日には542件にまで増えている。ページ数は100ページ程度であったと記憶している。その後、9月は500台を維持し、10月に入って減少に転じている。それでも第4世代の現役サイトの200前後よりも多い343が残っているのであった。この間、タグの構成の見直しや、第3世代とのダブリ分で第3世代のインデックス復活ができなかったページを削除している。したがって、この343件のほとんどは「404エラー」となってしまうものであった。しかし、それ以外の対処方法はなく、この問題が発生した丁度1週間後の12月4日(実はこれを書いている今日)を待つこととした。