昨日の記事に「パンダアップデートにやられたのは確実・・・かも」と書いたが、パンダアップデートではないかもしれない。近日中にパンダアップデートがあるとの情報を知ったことから、パンダアップデートにやられたとまず思ってしまったのだが、そうではない可能性があることに気がついた。
インデックスは90日間残っている
今日になって思い出したのは「インデックスされたデータは90日間は残っている」ということである。ウェブマスターツールはインデックスからコンテンツを削除するURL 削除リクエスト ツールを用意しているが、ヘルプには「このツールを使用して削除されたコンテンツは、最低でも 90 日間は Google のインデックスから除外されます。URL 削除リクエスト ツールを使用すると、この 90 日という期間中はいつでもコンテンツを再登録できます」と書いてある。このことは、Googlebotはインデックスには表示しないだけでコンテンツは90日間は持っていることを意味している。
インデックス削除要請の90日後が11月下旬
昨日の記事でウェブマスターツールではトップページ以外は期限切れで残っていなかったと書いたが、その期限切れのコンテンツは、URLがリスト表示されている。それを再度見てみると、右端に日付が表示されていた。その日付が何の日付かは良く分からない。削除要請されていたコンテンツを実際に削除した日にちのように受け取れるが、最後の9/2のコンテンツは12/1以前に削除されたことになり、つじつま側なくなる。
とり合えず、その日付とコンテンツの数を以下に記した。右端の日付は、最初の日付の90日後に当たる日にちである。
- 8/25 16件・・・・・11/23
- 8/26 20件・・・・・11/24
- 8/27 21件・・・・・11/25
- 8/28 1件・・・・・11/26
- 9/2 13件・・・・・12/1
削除要請した90日後が11月下旬
細かい詮索は後にするとして、気になったのはサイトタイトルなどの検索順位を最下位にされたことに気づいたのは11/27朝であったことである。検索順位のチェックはだいたい朝晩行っており、順位を大きく落とす操作は26日の15時から27日の9時までの間に行われたと考えられる(この日は15時すぎに外出した)。期限切れのリストに表示されていた日付が実際にインデックスから削除された日にちであったとすると、そのことと今回の検索順位の大幅下落には大きな関連性があると思わざるを得ない。インデックス削除要請した90日後が27日までに集中しているのだ。
90日後にインデックスに戻すか否かチェックする
ヘルプをもう一度読むと「URL 削除ツールを使用して削除されたコンテンツは、少なくとも 90 日間は検索結果に表示されません」と書いてある。これは「90日たてば検索結果に表示する」と言っていることになっる。しかし、「ページが更新または削除されると、そのページは自動的に Google の検索結果から削除されます」ともある。これらを整理すると
- URL 削除ツールを使用した場合、90日間はインデックスに表示されない
- 90日後、そのページが現存している場合はインデックスに戻す
ということになる。
仮説:インデックス削除90日後、重複コンテンツのチェックを行う
ここからは私の仮説であるが、コンテンツをインデックスに戻すかどうかチェックするとき、重複コンテンツのチェックも行っているのではないだろうか。重複コンテンツが見つかった場合、その度合いによってはそのサイトをコピーサイトと判断し、ペナルティを課している可能性がある。とすれば日常的に行われているクローラーの作業と考えられ、パンダアップデートとは関係がないともいえる。近日中にパンダアップデートがあるという記事以降、27前後に実施されたという記事も見つかっていない。