インデックスの全削除をやってしまった

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ブロックしたURLをインデックスから削除

順調に伸びてきた新・新サイトのアクセス数が急停止し、アクセスがほぼ途絶えたのは9月の始めであった。アクセス数急減の10日ほど前にrobots.txtでかなりのページをブロックしていたが、それが原因とはまったく頭に浮かばなかった。それよりもrobots.txtでブロックしていたにもかかわらず、インデックスが470にもなってしまった。100ページチョイしかないのにその4倍もインデックスされており、中身を見るとブロックしたはずのページがかなり入っている。
そこで、ブロックしたはずのページをインデックスから削除することにした。ウエブマスターツールでURL削除をリクエストできることから、8月の末は毎日その作業を行なっていた。

極めつけはインデックスの全削除

ブロックしていたURLをこまめに削除していたが、インデックスの数はなかなか減らない。そこで考え付いたのは、URLを一挙に削除して新たにインデックスしてもらうことであった。この辺はGoogleのインデックスがどのようにして作られるかをまったく理解しないで思いついたものであり、後から反省しても遅いことを思い知ったものである。ウエブマスターツールには、次のような記述がなされていた。

Google の削除ツールの目的は、今すぐ削除する必要のあるページ(たとえば機密情報が誤って公開されていたページ)を削除することです。他の目的でこのツールを使用すると、サイトに問題が発生する可能性があります。

更に、URL削除ツールを使用すべきではない例の一つとして「サイトをゼロから再スタートする」ことが挙げられており、インデックスの全削除は行なうべきではないとしている。また、例の一つに「サイトの正しいバージョンをインデックスに登録する」を挙げ、

多くのサイトは、同じ HTML コンテンツやファイルに複数の URL からアクセスできるようになっています。このようなサイトが何度も検索結果に表示されるのを避けるには、おすすめする正規化の方法をご覧ください。検索結果に表示させたくない URL を、URL ツールで削除しないでください。このような場合にこのツールを使用しても、ページの適切なバージョンだけが残ることはなく、その URL のすべてのバージョン(http/https、www あり/www なし)が削除されてしまいます。

とあり、

インデックス全削除の前に行なっていた個別のURLの削除も誤りであったことが明記されていた。

インデックス全削除の翌日にコンテンツの再登録を行なう

URLの削除ツールで削除したURLは、コンテンツの再登録を行なうことですぐに回復した。9月7日に411件あったインデックスを削除し、翌日にコンテンツの再登録を行なうことで9日には444件に回復していた。しかし、その後は徐々に減少して行き、9月末には実際のページ数を下回るまでに減少してしまった。この間のアクセス数は微々たるもので、9月1カ月間で10にも満たないという状況に陥っていた。

robots.txtを元に戻すが、とき既に遅し

原因がrobots.txtの書き換えにあることに気付き、robots.txtを元に戻したのが10月の2日。新・新サイトを立ち上げて約40日が経過していた。今から考えると、ここでGoogleに再審査のリクエストを行なうべきだったのかもしれない。しかし、その時は新・新サイトをそのまま維持するのは難しいと思い込み、このサイトをコンテンツごとあきらめるか、サイトは捨てるがコンテンツは何とかして生き延びさせるかという二者択一の思考を行なっていた。そして出た結論は、サイトは捨てて別のURLでコンテンツを生き返らせることであった。単純に言えば、3度目のサイト移転である。

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