Analyticsのリアルタイム解析は楽しい
GoogleのAnalyticsには、リアルタイムでアクセスを解析する仕組みが盛り込まれている。通常は「標準レポート」を使用するが、「ホーム」をクリックすると左のサイドバーの最上部に「リアルタイム」が表示される。そこで「サマリー」をクリックすると、その時点でサイトへの訪問者がいる場合、「現在●人のアクティブユーザーがサイトを訪問しています」として●印の部分に数字が大きく表示される。その右側には訪問者の秒単位(60秒)と分単位(30分)の動きが棒グラフのように示される。これは時間の経過と共に右から左へと動くことから、リアルタイムであることの臨場感を味わうことができる。
WordPress Popular Postsが便利
Analyticsにリアルタイム解析が用意されていることは知っていたが、それを利用したことは一度もなかった。これまでの最大アクセス数は20程度でしかなく、平均すれば1時間に1アクセス以下となる。上記のリアルタイム解析のページを表示しっぱなしにしても、アクセス者がいる時にぶち当たる可能性はかなり低いことは確実である。
WordPress Popular postsというPluginがあるが、これをアクセス監視に使うことができる。本来はアクセス者の訪問ページをチェックし、その回数が多いものを「過去24時間」、「過去7日間」、「過去30日間」、「累計」の4種類に集計してくれる。ウィジェットで「週間人気記事」や「これまで最も読まれた記事」などと任意に表示することでユーザーを別の記事に誘導するために作られたPluginだが、ダッシュボードの設定メニューに4種類の集計結果が表示されるようになっている。「過去24時間」を表示したままにしておき、気が向いたらブラウザの「再読み込み」ボタンをクリックすると、その間にアクセスがあれば表示結果が変化しているハズである。こうすることで前回の「再読み込み」後にアクセスがあったかどうかがAnalyticsを開かないでもチェックすることが可能となる。
Analyticsのリアルタイム解析を目の当たりに見ることができた
11月27日にトップページを含めた全てのページの検索順位が最下位となってしまったが、2週間後の12月11日に元に戻ることができた。その後、アクセス数は期待通りには伸びず、1日5件程度が5日ほど続いていた。それでも検索順位が最下位から元に戻ったことから、コンテンツを地道に追加することでアクセス数も伸びるだろうと期待もしていた。
12月17日の16時過ぎ、検索順位が高いと思われる名詞を入れた1,000文字程度の記事を投稿した。その記事は投稿と同時にINDEXされたが、そのこと自体は以前からあったことで特に気にはならなかった。30分程度してからWordPress Popular postsを見ると明らかに数字が上昇している。5分後に見ると、更に上昇している。すぐにAnalyticsを開き、リアルタイム解析のページを表示してみた。いつもは大きなフォントで「0」が表示されているのだが、なんと数字が、それも「2」が大きく表示され、右側に2本の棒グラフが動いている。思わずグラフを指差しながら「オー」とか何とか口に出したような気がする。結構感動した。
リアルタイム解析のページを表示したままにする
翌日、Analyticsでみると、 ユーザー数が28、訪問数が31、ページビューが40と表示されていた。いずれもそのサイトを立てて初めて記録したものであり、更に上を目指すうえで自信につながる数字であった。18日はAnalyticsのリアルタイム解析ページを開きっぱなしにしていたのは勿論のことであった。この日は朝の8時の時点でユーザー数が10となっており、このまま行けば昨日を大きく超えることは間違いない。昨日記事をアップしたのは16時頃であり、それまでのユーザー数は5でしかなかった。その後23ユーザーが訪れており、単純計算で33ユーザー以上となるのは確実と思われた。事実、翌日にAnalyticsが表示したユーザー数は32、訪問数は同じく32、ページビューは42であった。