新しい記事を投稿した場合、その検索順位は比較的上位に表示されることが多い。その後、若干の上下動を繰り返した後、定まった順位に落ち着くことになる。これをペナルティを受けた側から見ると、アクセス数が上昇したものの、Googleの嫌がらせで検索順位を下げられたと感じる場合がある。
コンスタントに記事を書き続けることが大事
最初はなかなか伸びないアクセス数
私のメインサイトは、何度か移転を繰り返したのに適切な301リダイレクトをしなかったことから検索順位を大きく下げられてしまった。サイトを立ち上げてかなり早い段階であったことから、アクセス数は1日に10前後という極めて低い状態であった。それがほぼゼロとなったので、気分的には大暴落したという感じであった。結局、原因は301リダイレクトをしなかったことにあると気付き、対処することで検索順位は無事回復させることができた。検索順位は最下位(700位)あたりから100位前後に大回復したが、アクセス数には大きな変化は見られなかった。下図の2013年3月から5月末にかけての様子がその時期に当たる。デコボコはしているが、1日あたりの数字は10前後できわめて低い。
アクセス数が少ない中で右往左往
その後、6月に入って急速に上がることになる。と言っても45前後でしかないが、10前後でくすぶっていたことから考えると大躍進と感じても許して頂きたい。しかし、それも長くは続かず、漸減傾向を見せて7月末には一時的にゼロまで落ちてしまった。これも自分のミスなので自業自得だが、Themeを替えたのにAnalyticsのコードを貼り忘れてしまったのであった。とは言え、折角50に届きそうになりながら腰砕けとなったのは、Googleが嫌がらせをしているのではないかと思ったしだいである。ペナルティを受けたサイトとして要注意フラグが立てられており、アクセス急増でお叱りを受けることになったのでは・・・と、今考えれば被害妄想も良いところの感情であった。
Googleの嫌がらせではなかった
ペナルティが解けた後、だいたい週1で記事を投稿していた。アクセス数が伸びないことから、5月後半にはペースを速めてほぼ毎日投稿していた。今から考えると、それらが比較的高い検索順位を獲得し、それがアクセス増に繋がっていたと思われる。しかし、検索順位が本来のものに落ち着くと同時にアクセス数も下がり気味となり、見た目にはGoogleからお叱りを受けたように見えただけのことであった。その証拠にチェックしていたワードの検索順位には大きな変化はなく、Analyticsコードの貼り忘れを修正すればアクセス急増以前のレベルよりは上の状況を維持していることが分かる。
かつての数倍となるアクセス急増
実は同じようなことを昨年の11月にも経験した。11月の中旬からアクセス数が急増し始め、12月始めにピークに達して中旬まで下がり続けたのであった。但し、急増以前のレベルにまで落ち込むことはなく、ピークの前後を直線にすると一定割合で増加傾向を示す形となる。この時もほぼ毎日記事を投稿しており、良く検索されるワードでの記事が多かったようである。今調べてみると、現在アクセス数が多いベスト10中にこの時期に書いたものが半分を占めている。10月までは50の壁を越えられなかったアクセス数なのだが、11月にはあっという間に超えて100、200、300に達し、ピーク時には400という数字もクリアしていた。そして下降し始めたのだが、170を底にしてそれ以下となったことは1度もなくなった。50の壁があった頃から比べて3倍の数字である。
コンスタントに記事を投稿して「当たり」を引く
今日書いた記事は、コンスタントに記事を追加していくことの重要性である。記事のテーマによって強弱の違いはあるが、新規記事は投稿して1週間程度はアクセス数が確実に高まっている。その記事のアクセス数はその後低下するが、その後に書いた記事が同じ役割を果たしてくれる。記事を書き続けることで、アクセス数をコンスタントに増加させることが可能となる。そして時には「当たり」を引くことがあり、その時は今までに経験したことがないようなアクセス数を獲得することになる。そして一段高い水準に引き上げることができるのである。